吉野家が最大150店舗の閉店も!? 売上高の回復次第であり得るかも?
牛丼チェーン大手の(株)吉野家ホールディングス(TSR企業コード:290624100、東京都中央区)は7月28日、2021年2月期第2四半期(3~8月)の当期利益を発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大による、店舗の休業などが響き、73億円の赤字見通しを明らかにしました。
吉野家によると、国内事業は今後緩やかな回復を見込まれますが、「今期中に前年の水準にまで回復することは難しく、連結売上高は前期比で第2四半期が87%、下半期も90%の水準で推移すると仮定し、試算した」とのことです。
また、売上高の回復状況によっては、最大150店舗の閉店も織り込んでいるようです。
第2四半期の売上高予想は、829億円(前年同期1070億6600万円)で、緊急事態宣言の発令後、売上が減少しています。
同時に発表した2021年2月期の連結業績予想は、売上高1723億円(前年同期2162億100万円)、営業利益▲87億円(同39億2600万円の黒字)、当期純利益▲90億円(同7億1300万円の黒字)を見込んでいます。
コスト削減とキャンペーン実施で業績回復目指す
吉野家は、「連結売上高が前期に対して90%の水準でも、利益を創出できるコスト削減を進めるほか、店内飲食を獲得するための、商品導入や各種キャンペーンを機動的に実施することで、客数回復を目指す」としています。
飲食業界は今、どこも厳しい状況なので、テイクアウトなどを活用して、創意工夫で何とか生き残りをかけてもらいたいですね。
引用:Yahoo!ニュース