新型コロナで「中国から商品が届かない」 「100均」業界の悲痛な現状
新型コロナウイルスが、100円ショップに与えた影響は、かなり深刻な状況になっているようです。
ある100円ショップでは、1ヶ月以上、工場から商品が届かないとのことです。
理由は、メイド・イン・チャイナ。
中国で作っている商品の輸入が、滞っているためです。
「非常に深刻な状態になっています」
物流倉庫の担当者は、「2~3日欠品することは正直あるんです。しかし、これだけ長く欠品するのは初めてですね」と話していました。
新型コロナの影響で、3月頭までほとんどモノがない、という状態に。
ようやく徐々に商品が入り出し、出荷もできるようになったんだとか。
大阪堺市にあるミツキ。
100円グッズのメーカーです。
900種類のアイテムを扱うこちらのメーカーにも、新型コロナの影響が。。。
「7割ぐらいは中国製ですね。500、600アイテムは。ただ、今、非常に深刻な状態になっていますね」(ミツキ社長)
社長が心配しているのは、販売スケジュールの変更。
扇子やうちわなどの季節物商品。
中国の工場から納品が遅れているため、気が気でないといいます。
「売れる時期を逃しますと全く売れなくなりますので。またどれだけズレ込むか」
心配は尽きない様子です。
また、本来は中国の工場で検品した商品が送られてくるのですが、今は日本で検品作業も行うことになっています。
新型コロナで、100円ショップにも大きな影響が出ています。
特定の国に生産を依存しすぎると、非常事態に対応できなくなってしまいますので、リスク分散のためにも、国産に切り替えるなどの方法を考える必要がありそうです。
引用:livedoorニュース