被害者全員がドコモ口座を利用せず スマホ決済やらない人が標的?
NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を使った、銀行預金の不正引き出しが見つかった問題。
被害を受けた66件はすべて、被害者の銀行口座から本人が開いていない、ドコモ口座に出金された事例だったことが10日、分かりました。
ドコモのスマートフォン決済などを、利用したこともないような人が、被害にあっていたことになります。
ドコモ口座とひも付け可能な、35行の口座を持っていれば被害を受ける可能性がありますが、1つの銀行口座に対して、ひも付けられるドコモ口座は1つ。
このため、利用者が自らドコモ口座を開いて、本人の銀行口座とひも付けしている場合は、不正に開設されたドコモ口座と、ひも付けされることはありません。
逆に、ドコモ口座を開いていない人の銀行口座は、不正に開設されたドコモ口座と、ひも付けられるリスクがあります。
この結果、被害はドコモ口座を開いていない人に集中したことになります。
ただし、35行のうち、2行以上の銀行口座を保有していれば、ひとつの銀行口座とドコモ口座をひも付けしていたとしても、別の銀行口座から不正に出金される可能性はあるとのことです。
ドコモによると、10日時点の被害は11行で66件、総額1800万円に上っており、1件当たりの最大額は、60万円でした。
ドコモには、セキュリティ対策をしっかりしてもらい、安全なサービスを提供してほしいですね。
引用:Yahoo!ニュース