2030年までに「脱ガソリン車」 国に先駆けて、都内の新車販売すべて
東京都の小池百合子知事は、8日の都議会本会議で、都内で販売される新車について、2030年までに「脱ガソリン車」とする方針を、表明しました。
国は、新車の脱ガソリン化の目標を「30年代半ば以降」とする方向で調整していますが、都は国に先駆けて、温室効果ガス削減に取り組む姿勢を、アピールする狙いです。
小池氏は「都民ファーストの会」の、小山有彦議員の代表質問への答弁で
「都内で新車販売される乗用車を、30年までに非ガソリン化することを目指す」
と、明言。
これまでの都の目標は「50年までに」としており、大幅な前倒しとなります。
脱ガソリン車の対象は、電気自動車や燃料電池車、電気とガソリンを併用する、ハイブリッド車など。
都によると、19年度の都内の乗用車の、新車販売台数に占める脱ガソリン車の割合は、4割程度にとどまる、とのことです。
二輪車についても、初めて目標値を設定し、35年までに脱ガソリンを目指します。
小池氏は
「気候変動に立ち向かう、世界の大都市共通の責務だ」
と、説明。
充電設備の整備を進めるほか、電気自動車のレース開催などを通じて「ムーブメントを起こす」と語り、都民への普及啓発を進める考えを示しました。
あと10年足らずで実現できるかどうか、知事の手腕が問われますね。
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引用:Yahoo!ニュース